Q&A集
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元極3代目家元
「混沌初開法」の勉強者から、後陰〈肛門〉から気が漏れてしまうような話を時には聞かされます。
元極では､修練する場所（例えば下丹田）に精神統一することを「守竅」と言いますが、最初の段階では竅穴の場所がまだはっきりと確認できないから、大体 の場所しかイメージできない方が多いです。もし、最初、はっきりと場所が分からない場合、しばらくの間は、竅穴の具体的な場所をあまり構わず一心不乱に念 訣すればいいです。修練していくうちに、功訣が次第に体内のエネルギーと融合すると、竅が自然にできあがってきます。もし、竅内に熱くなったり、躍動感が あったり、或いはエネルギーが球状になったような感じが現れたりすると、その場所は即ち「竅」です。竅が生まれると､それを軽く意識して修練すればよいの です。
その次はよく収功することです。なぜかというと、下丹田、尾閭関、下黄庭と言う三つの竅穴は､体の中のかなり複雑な部分を司っているので、功訣のエネル ギーの貫通で、体の本来の低次元エネルギーの運行秩序が一時的に崩され、気が漏れてしまうことも有り得るのです。ですから、しっかりと竅を守り、そしてき ちんと収功ことが大事です。なお、肛門から漏れた気の見分け方ですが、もし、臭い匂いであれば、それは病気の気が排出されたもので、特に気にすることはあ りませんが、度々気が漏れて、そして匂いがなければ修練の気が漏れてしまうことになりますので、要注意です。
その原因からいえば、
答えとしては、良くないのです。
なぜかというと、動功や静功の直後、修練によって集められた気（パワー）がまだ不安定で、完全に竅穴の中に収まらず、体の機能もまだ正常な状態に戻って いないので、もし､すぐ大小便してしまうと、せっかく集まったパワーも大、小便と一緒に一部が流失してしまう恐れがあるからです。ですから、練功直後の 30分間以内は、できるだけ大、小便を控えた方がいいです。修練によって体内のエネルギーが新しく調整されるので、きちんと収功した後でも、しばらく時間 が経たないと、内臓の陰陽バランスがすぐには元に戻れません。もちろん体のこういう自動調整機能は心理的・生理的な素質による個人差もありますが、人体の 生理的な特質から見れば大体30分間ぐらいはかかります。
しかし、実際の日常生活の中では、たとえば煉功の後すぐ外出したりして、なかなか思うままにはならない場合もあります。ですから、もし収功の後、30分間ぐらい経たないうちに、トイレに行かなければならない場合、次のようにしてください。
大小便の時、両目を真正面に向けて、うわあご（歯の付け根のやや上）に舌先を当て、歯を食いしばるようにして大小便をすれば気の散失を防げます。あるい は清らかなものが上昇し、汚物が下降するイメージで大小便するのもいいです。ただし､念訣してはいけません。心身の落ち着きを保つことによって気の正常な 運行を維持することが出来ます。
大小便の後、まっすぐに立って前陰と後陰〈性器と肛門〉を締めるようにして、イメージで数回、気を体内に吸い込みます。さらに肛門を数回、締めるように すれば､なおさらいいです。もし普段の大小便の時にも､上述のように気をつければ、心身の健康にとっては、頗るよいことです。普段の大小便の時は､本や新 聞などを読んだりしないように、よい習慣を身につけましょう。
もちろん、貫頂や帯功を受けた後も同じことが言えます。ですから、貫頂や帯功を受ける前に、トイレを済ませておいた方が良いでしょう。
元極音楽シリーズはヒーリング・ミュージックの働きを持ち､昔から口頭伝承によって代々伝えられてきたもので、歌の歌詞も元々修練のための功訣です。元極 音楽を利用して、修練していくと体内の三元が絶えず極まり、最後に大自然のリズムと同調するようになります。元極音楽は体内の三元を秩序化させるために大 きな役割を果たしています。元極音楽は修練の段階に合わせて作られたものです。音楽を間いているうちに自然に体内の陰陽が調整され体調が整い、知恵が開発 され、本性が清まり、万物と親和するようになります。
＜各テープの意味＞
一、《混沌初開》は元極の入門段階の混沌初開法において、主に下丹田、尾閭関、下黄庭を中心に鍛えるもので、初心者に向いています。歌詞有りと歌詞なしの両方がありますので､必要に応じてご選択できます。
二、《天人相応》は《混沌初開》に続いて、天地という大宇宙と人間という小宇宙との一体感を促し、天地人三者の融合を助けます。
三、《人天初楽》は《天人相応》に続いて、さらに、修練者の体内五臓六腑の三元を整え、天地自然を初めて肌で楽しめるようになります。
四、《三元開泰》は天が清らかで地が安泰な境地を具現し、天地人三者一体の楽しさを歌っています。
五、《万象更新》は六本セットで天地が一新して万物がスクスクと成長していく風景をありありと描いています。聞くことによって、体内の三元エネルギーがさらにアップされ、本性も新たな次元において浄化されます。
六、《鴻蒙済判》は混沌初開法を修了した方が､鴻蒙済判法の静功を修練するための音楽です。
七、《春回大地》は､最新の音楽で､歌詞有りと歌詞なしの両方があります。
元極の音楽テープ（CDもある）は中国音楽の最高学府一一中国音楽学院民族音楽楽団による演奏で、修練の助けになるだけでなく、肉体の疲労回復､精神ストレスの解消､そして、中国音楽を理解するうえでも大いに役に立ちます。
＜音楽テープの使い方＞
1、姿勢をかまわず普通の音楽と同じように楽しみます。気楽に家事などをしながらでも聴けます。知らずのうちに体調がよくなってきます。
2、静かに座ったり横になったして、リラックスした形で鑑賞するように聴きます。
3、静功の姿勢で自分で念訣する代わりにきちんと聴いて静功をします。
4、運転や電車などの移動中で聴きます。
5、病人や子供そして教室に来られない方に聴かせる利用法もあります。
６､妊婦が､胎教のつもりで毎日聴くと､胎児にとってとてもいい影響を与えます.
要するに、毎日根気よく続けて聴けばそのうちに効果が現れます。家の中で流していると自分だけでなく、家族もその利益を蒙られます。元極音楽はカセットテープとCDの両方がありますので十分にご活用戴きたいと思います。
現在、王魯奇教室にてお求めになれます。
練功する人が薬を飲んではいけない、薬を飲むと練功してはいけないというのは、修練に対する偏見である。世界の万事万物はそれぞれ内在的につながりがあ り、その対応関係を見つけだして応用すれば同じ結果が得られる。練功とは修練者が自分の意志で体内の陰陽を整えることによって五臓六腑のバランスを取り戻 すことである。漢方薬で体内の陰陽を調整するにしろ、西洋の薬で殺菌治療するにしろ、いずれも体内の正常のバランスを回復させようとする努力で、方法が 違っても効果は同じである。
元極気功の生物医学効果に関する臨床科学実験でも立証されたように､元極功が薬物療法と組み合わせて使った場合は、単に元極功だけ、あるいは薬物療法だ けより、遥かにいい効果が得られることが分かっている。受講者が練功して、ある程度効果が現れると、すぐさま薬をやめたくなってしまう傾向があるが、しか し､なかなか思う通りの効果が得られない。ゆえに練功の初期段階においては､薬の服用と同時に行われることが望ましい。ある期間の練功を経て医者の指導の 下で始めて少し減らしてみるようにしたほうがいい。すこし減らしては体の変化を観察し、さらに少し減らしては観察するように進み、最後に完全に薬をやめ る。修練に於いても､「急がば回れ」ということを常に念頭において、練功に励んでください。
昔の練功者は早くも薬物の効果を知っており、絶えず薬の使い方を探求し、数多くの薬を開発し、人類の健康増進や人体の潜在能力の開発に多大の貢献をし た。中国の古い《神農本草経》という漢方薬の本によると、薬物は三種類に分けられる。一つは主に疾病を治し、心身の正常なバランスを取り戻す類いで、下の ランクに入る。もう一つは長生きを促進し、心身の正常なバランスを保つ類いで、中のランクに入る。三番目は知恵を開発し、心身の超常均衡を保つ類いで、上 のランクに入る。違う薬は心身の違う健康状態と対応しているから、薬の効能が分かれば健康状態に合わせて選択することができる。病気を治す目的で練功する 場合は､薬の服用と平行しながら、だんだん「自分の病気は自分で治す」段階に入るようにお勧めする。
玄関（上丹田）は大脳の情報処理の中枢地に位置して、構造が非常に複雑である。体内のエネルギー運行をコントロールし、潜在能力や超能力を開発する作用も あるから､往々にして修練者の求める対象になってしまう。もし意識し過ぎて、無理やり玄関の奥へエネルギーを持っていくと、玄関に膨張感や刺されるような 痛みが現れてきますので要注意です。
現代科学の研究によると、人体リズムを司る「生物時計」は脳内にある「松果体」から分泌されるホルモンの制約を 受けていると言われています。そして、それが目、さらに玄関につながっています。ですから、玄関に膨張感や痛みが感じられることは修練のエネルギーが玄関 を圧迫していることを意味しています。もし、そのまま放って置くと、体内の「生物時計」の乱れをきたし、幻覚や幻聴などの頻発で精神的な錯乱状態を引き起 こしてしまう恐れがあります。ですから、竅穴を守る時は、守っているようで、守っていない、つかず離れずという心構えが大事で、あまり意識し過ぎてはいけ ません。一番安全な方法はテキスト通りのやり方で修練を進めることです。
もし玄関に異常を感じたら速やかに調整することを念頭に置くことが肝心です。具体策としては、静功に入るとき、 まず静功の要領どおり姿勢を正して、いったん玄関に軽く意識を集中します。ちなみに、玄関を意識する時間は3秒以内に押さえてください。つづいて意識を鍛 えようとする竅穴（修練中の竅穴）へ降ろして行きます。竅内に意識が入ったら今度は一心不乱に念訣を始めます。唾液が出てきたら注意深く竅穴に飲み込みま す。それからまた念訣に専念するという繰り返しで、竅穴を特に強く意識する必要はありません。もし上記の要領どおり何日にわたって調整しても効果がない場 合、静功をやめて毎日専ら足の裏の湧泉ツボを擦ります。擦るとき、専ら「アン」字訣だけを黙念します。それでもだめな場合、元極の指導先生に直接お問い合 わせなさるか、教室においでになって指導先生に気の調整をお願いされることをお勧めします。
夏は、人体の五臓の心臓に対応していますので、発散の季節です。養生の面においては、就寝を遅くして早起き（つまり睡眠時間を短縮）することをお勧めしま す。食事に関しては、苦いものを控えて、ピリ辛い食べ物を多めに摂取して下さい。暑いからと言って冷房のかけすぎは体に良くない、特に、静功のときの冷房 は控えて下さい。適当に汗をかくことによって冬の間に体内にこもった寒気を発散させた方がいいです。
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